東洋医学

東洋医学とは?初心者に西洋医学と東洋医学の違いを簡単に説明します!

こんにちは!きゅうらくです。

 

最近、漢方薬を中心に東洋医学のことをやっているTV番組をちょいちょい見かけるようになってきました。

でも、多くのTV番組が東洋医学のこと自体について何も説明していないんですよね・・・(放送時間の関係で伝えられてないんだろうけど)

そこで今回は、東洋医学の基本として!ウチの鍼灸院の患者さんからよく聞かれる質問をなるべく簡単に説明していきますね。

 

「東洋医学ってどんな医学?」

「東洋医学と西洋医学って何が違うの?」

「東洋医学って怪しい・うさんくさい?」

これら3つを中心に話していきます。

東洋医学とは

東洋医学って正直よくわからないのよね…

 

東洋医学とは、厳密に言うとアラビアあたりから日本くらいまでの地域の国々の伝統医学のことを指します。

具体的には、主にアラビア「ユナニー医学」・インド「アーユルヴェーダ医学」・チベット「チベット医学」・中国「中医学」・モンゴル「モンゴル医学」・韓国「韓医学」・日本「日本漢方」などのことです。

 

日本で東洋医学のことを言うときは、

日本漢方・中医学のことを言っているのです。

ちなみに、漢方とは「漢方薬」のことだけではなく「鍼(はり)」「灸(きゅう)」「按摩(あんま)」「食養」「導引」などを含めた医学のことです。

 

東洋医学(中医学)は2000年以上前に中国で生まれました。

当時、中国の「黄帝」という人が中国全土から色々な治療法を集めて、さらに古代の自然観である「陰陽論」「五行説」によって1つの学問として体系化していったのです。

そんな東洋医学は長い長い歴史の経験を集め・積み重ねて、よりアップデートされていったわけです。

日本に東洋医学が伝わったのは約600年前のこと。

それから日本独自に発展して明治時代まで日本の医学のメインでした。

明治時代からは西洋化によって、医師免許は西洋医学(現代医学)だけが採用されたので、東洋医学を行う人・学ぶ人は激減し東洋医学は衰退していってしまいます。

 

・・・ここで、東洋医学と西洋医学の2つを医学の柱としていてくれたらねぇ、と思わずにはいられないです。

東洋医学と西洋医学の違い

東洋医学と西洋医学の違いは2つ

1.地域の違い

 

東洋医学が地域的にアラビアから日本のエリアでの医学に対して、西洋医学はヨーロッパ・アメリカでの医学になります。

現在は、「西洋医学=現代医学」のようになっていますが、西洋医学にも各国それぞれの伝統医学があったりします。「ホメオパシー」「アロマテラピー」「リフレクソロジー」「ハーブ」「マッサージ」など、こちらも様々です。

現代医学は14世紀以降に人体解剖が行われ、そのあたりから近代医学として発展して現在まで繋がっています。

2.医学としての考え方の違い

 

東洋医学(中医学)と西洋医学(現代医学)では同じ人体を扱う「医学」ではあるのですが、考え方が異なります。

大雑把に言ってしまえば、

 

西洋医学は人体を部品(いろんな器官)の集まりで出来たものとして考えています。

治療としては病気の原因になっている部分を探して、その部品を正常にすれば病気は治るという考え方です。

 

東洋医学での人体は、もちろん色々な器官の集まりと考えるのですが、これら全ては繋がっているものとして考えています。

東洋医学でいう病気は、体のどこかの部分が悪くなり、そこから全体に影響が起こり、症状が出てくる。病気を治すためには部品ではなく、からだ全体を整える必要があるのです。

全体が良くなってくると症状も良くなっていくという考えなのですね。さらに東洋医学の特徴として、肉体だけでなく心の状態も「からだ」に含まれているのもポイントです。

 

東洋医学は怪しくない

1.東洋医学が胡散臭い扱いを受けるのは…

「東洋医学は非科学的」「東洋医学はうさんくさい」「気なんてあるわけがない」など、残念ですが、こんな言葉は時々耳にします。

ちょっと前に「気」はある種のブーム的な扱いを受けていた時期がありました。

「気功」を使う(という触れ込み)人が手をかざしただけで人を吹っ飛ばすようなTV番組があったり。

その当時に人気のあった映画「霊幻道士」

いわゆるキョンシーですね(笑)とか、漫画では気を力に変える「かめはめ波」やら秘孔を突いて敵を倒していくものやら、色々なものが出てきました。

もちろん東洋医学ではそんなことはできません。でも「気」「気功」「経絡」そういうキーワードは医学というより胡散臭いもの・娯楽の中でのものというようなイメージになってしまっているのも否めません。

ただ、東洋医学は「医学」「学問」なのです。これまでの経験・知識を集めて体系化されたもの。

怪しいなんてとんでもない!

実生活に役立つ健康情報が満載です。

 

まあ、「ドラゴンボール」も「北斗の拳」も大ヒットするだけあって面白いですけどね(笑)

2.東洋医学はこれからもっと注目される

東洋医学の歴史は2000年以上前から、ずーっと繋がってきたもの。

歴史は古くとも、現代医学的に判断するとまだまだ分かっていない部分が多数あるのも事実。

X線(レントゲン)、CT、MRI、など画像診断をしても「気」なんて写らないし「ツボ」「経絡」とかなんなの?と思われるかもしれません。

でも「画像診断で見えない」=「存在しないもの」ではありません。

X線などで原子や電子が見えるでしょうか?

周りを見渡して空気って見えますか?

現在、WHO(世界保健機関)では日本や中国の「漢方」「鍼灸」を「国際疾病分類(ICD)」に認定することになっています。アメリカやドイツなどの欧米諸国では鍼灸に対する研究がどんどん進んでいます。

漢方薬の分析も進められていて、正直まだまだ少ないですが日本の病院でも漢方薬を処方するところも出てきています(西洋医学の考え方で漢方薬を使っているが多いので注意は必要ですが)

東洋医学はこれからもっと注目を集めていきます。

西洋医学・東洋医学、どちらかが正しくて、どちらかが間違っている、というわけではありません。それぞれの得意な分野が違っているという話なのです。うまく併用して治療だけでなく、元気な毎日を過ごせるように役立てていきたいものですね!

まとめ

今回のまとめ

1.東洋医学の歴史は2000年以上前から!経験・知識が積み重なって今に受け継がれている。

2.東洋医学は怪しくない!というか面白い!

3.からだの治療の今後は東洋医学と西洋医学を併用していくのがスタンダードになっていきそう

 

今回の記事で、あなたが東洋医学に少しでも興味を持っていただけたならとても嬉しいです♪