こんにちは!癒し師きゅうらくです!
毎年6・7月頃になるとスーパーマーケットなどで売り出されるのが「青梅」です。(農園とかで予約が始まるのは4月くらいから)
「梅酒」「梅干し」「梅ジュース」など自分で作るものとして、ここ数年のところで人気がありますね!!
夏バテ対策として梅は非常に良いものですし、変な添加物も入れずに作れる梅ジュースなんて小さなお子さんにも安心して飲ませることができますよね!
ただ、自分で作る梅ジュース(シロップ)の困る所が「出来上がるまでの日数」や「残った梅の処理」
出来るまでに、だいたい2週間くらいかかるので…青梅を買ったときの楽しみがお預け状態(笑)
ジュースができた後の梅も意外と困ったもので
梅ジャムにしたりと用途は色々あるのですが、何と言っても面倒。
そこで、この2つの悩み(時間と残り物)を同時に解決しつつ、梅の全てを味わってしまおう!という方法、
それが「青梅の甘露煮」なのです!
Contents
【簡単!】青梅の甘露煮の作り方!
基本的に青梅で。
少しなら熟していても美味しいのが出来ます。
青梅の甘露煮【分量】
●青梅 500g
●砂糖 400g(梅の80%くらいの重量がオススメですがお好みで)
●水 750g(色々と試したところ、青梅の重量の1.5倍くらいだとちょうどな感じです)
鍋は「ホーロー鍋」を使います。梅などの酸性の強いものを調理するときは錆びないホーロー鍋が必須ですね。
(ちなみに漢字だと「琺瑯(ほうろう)」と書きます。こんなの読めないわ!)
青梅の甘露煮・工程
①梅の実を丁寧に洗って、ヘタをとる。
→この作業は梅で何を作る時でも共通のものです。皮が傷つかないように優しく洗い、丁寧に水を拭き取ってくださいね。
洗剤は使わずに、水洗いで良いですよ!
②梅の実に穴をあける
→梅ジュースなどを作る時にも穴をあけることもあります。それは梅のエキスを早く出すためにするのですが、甘露煮のこの工程は梅の皮が破れないようにアクを出すためのものです。
そういう理由なので、あける穴はなるべく小さいものが望ましいです。穴が大きいとアクが出るのは早いのですが、皮が破れやすいので注意が必要です。
基本的に、竹串とかで大丈夫です。梅の実1つにつき4〜6個くらいの穴を開けています。
③鍋に入れて、ゆでこぼします
→ゆでこぼす、と言っても実際は沸騰までさせずに50℃くらいにして、お湯を捨てます。
この作業を3回くらい繰り返すと、けっこうアクがとれます。
沸騰させる、いわゆる「ゆでこぼし」までやってしまうと梅の皮が破れてしまう恐れがあるので、ここは何気に丁寧に行いたい作業です。
梅の皮が破れてしまうと、見た目が残念な甘露煮になってしまうので注意が必要ですね!
④鍋に梅の実・水(計量済みの)を入れ、砂糖を溶かしていく
→強火にせずに最初から弱火にするのが最大のポイント!
砂糖は、まず半量(今回の場合は200g)溶かしていきます。
その際、アクがかなり出るのでしっかり取ることで美味しさUPですよ♪
次に、ガーゼやリード(キッチンペーパー)で落としぶたのように覆います。その上から、残りの砂糖を入れて溶かします。
こんな感じになります。
ガーゼなどの落としぶたはそのままです。
(2019.6.18追記:ぶっちゃけ落し蓋が面倒だったので、無しで作ってみたところ…普通に美味しい甘露煮ができてしまいました(笑)半量の砂糖を入れてアクを取ったら、次に残りの半量の砂糖を入れて溶かす。という手順で行いました。)
⑤最後にかなり弱火で10分くらい熱する
→10分くらいしたら火を止めて、落としぶたにしていたガーゼなどを取ります。
その後、鍋にフタをしましょう!
自然に冷めるのを待つ感じで半日くらい、フタを開けたくても我慢!
この冷ましている時に、梅に甘みが浸透していくのです。
青梅の甘露煮の保存方法
ある程度冷めたら出来上がり!タッパーなどの容器に移して冷蔵庫へ。(容器の消毒もお忘れなく!)
保存のポイントとしては、
●保存容器をしっかりと消毒する。アルコール消毒はもちろん熱湯消毒もできると良いですね
●なるべくなら熱いうちに容器に移す。すぐに蓋をしてそのまま放置すると殺菌効果が高まりますよ
●青梅の甘露煮を作った時にできたシロップも一緒にいれる。なんだかんだで結構な量の砂糖が入っているので、一緒にいれると保存しやすいですね!
●冷蔵庫で2ヶ月を目安に食べ切りましょう!
…ちなみに
出来上がってすぐだと、まだ酸っぱさがあるのですが(これはこれで美味しい甘露煮なのですよ)・・・
1週間も経つ頃には味が馴染んできて、
バランスの取れた上品な梅の甘露煮になっています。
ぜひ、味の違いを楽しんでくださいね!
また、甘露煮と共に出来上がった汁(シロップ)は少し酸っぱめな梅ジュースにもなります。水や炭酸水で割れば爽やかで美味しいです。
普通に作る梅ジュースよりも日数がかからずにできてしまいます(笑)
梅ジュース(梅シロップ)の作り方はこちら→【簡単】梅シロップ(梅ジュース)の作り方・レシピ!【美味しい】
青梅の甘露煮は「難しい」「面倒」とか思われがちなのです。
多少は面倒くさい感じがあるものの、作ってみると意外と簡単に美味しくできてしまいます!
何より1日で出来上がるので本当にオススメです。美味しい南高梅で作る甘露煮は格別の味ですよ!!
ちなみに、青梅の甘露煮を上品なお菓子にしたものもあります。
お土産やプレゼントにオススメですよ!
青梅が手に入らなかったり、どうしても作るのが難しい場合は買ってしまうのも良いと思います。
梅の効能・効果
せっかくなら青梅の甘露煮を毎日1粒はしっかり食べていただきたいものです。
夏バテ対策としての梅の力は凄いものがあります。
何より、梅と言えば、クエン酸による疲労回復効果。
さらに、
クエン酸以外の有機酸(リンゴ酸・コハク酸・酒石酸など)も豊富で糖質の代謝を促し活性化させるので、疲労回復・老化防止・生活習慣病の予防などに非常に効果が高いです。
そして、あの酸っぱさ!想像するだけで唾液が出てしまいます。
この唾液が出てくることでの食欲増進効果も夏バテ対策にバッチリです。
他にも、ミネラル(特にカルシウムや鉄)も多く含まれています。
デメリットを無理矢理にでも探したいところなのですが(笑)
殺菌作用!は良い所だし、血液サラサラになるとかいう話も聞くし、新陳代謝を良くする効果も!!
デメリットありました!梅の生食はやめましょう!
特に、青梅の種子のアミグダリンという物質は多量に食べると、中毒症状を引き起こしてしまう可能性があります。
梅の生食はお腹を壊す、というのはこのあたりの話から来ているわけなのです。
まとめ
梅は栄養豊富です。
疲労回復・食欲増進・殺菌作用・新陳代謝up・・・など様々な良い効果があります。
そのままだと食べにくい(青梅のままだと食べられない)ですが、青梅の甘露煮にすれば、おやつになって毎日1粒の健康食品に早変わり!
カロリー的には食べ過ぎ注意ですが(笑)
今回の「青梅の甘露煮」だけでなく、「梅酒」「梅ジュース」「梅干し」なども自分で作れるものです。
梅を美味しくいただいて、ぜひ健康に役立ててくださいね!!
梅シロップ・梅酒・梅干しの作り方はこちら→【まとめ】梅(南高梅)の効能・梅ジュース・梅干し・梅酒・甘露煮・梅ジャムの作り方
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