こんにちは!包丁研ぎが趣味な癒し師きゅうらくです!
先日、包丁研ぎの動画を見ていて癒されてました。
だいたい20分くらいでしょうか。ひたすら「シャコシャコ」と延々研ぎ続ける動画でした。なんだか、あの音だけでも癒されますからね!
そう!包丁研ぎの音は癒しになるんです!と患者さんに力説していたら、とても微妙な顔をされて包丁を手渡されました。
当院では何回も来てくださってる患者さんに限り、包丁を研ぐサービスをしています。かれこれ3年くらいになりますね。
そんなわけで、ぼくは素人の割には結構いろんな種類の包丁・本数を研いできています。
最近、包丁を研がない家庭が増えているそうです。研ぐのは気になっている方は多いように感じます。でも、研ぎ師さんのようなプロに頼むほど高い包丁でもないし、頼むとそこそこ値段もします。何もしなくてもそこそこ切れるし。
こんな感じなので、サービスの一環・ぼくにとっては趣味の延長というところで一致しているのです。
でも、もしできるなら、自分で包丁を試しに研いでみてください!!
けっこう簡単です!メリットもとても多いので、この記事を読んでみて、ぜひ1度チャレンジしてみると良いですよ!
Contents
包丁を研ぐことのメリット・デメリット
包丁を研ぐデメリット
一番は「面倒くさい」なのでしょうか…または研ぎ方がわからないという方も多い気はしますね。
この二つ以外の理由では、お金がかかる、くらいでしょうか。
確かに、自分で研ごうとすると必要な道具と手間はかかりますからね!
それを考えてもメリットの方が大きいと、ぼくは思うのですが…
包丁を研ぐメリット
ともかく、切れるようになる!ことですよね。
切れるようになると、調理がラク・食材が痛まない(スパッと切れるので食材の細胞壁を潰さない)・切っていて楽しい・見た目もキレイ…などがありますね。
個人的には切れ味が鋭いと気持ち良い感じがとても好きです!
また、包丁研ぎには切れる以外にもメリットがあります。ぼくが特に感じるのは「気分転換になる」ことですね。とくに何も考えずにひたすら研ぎ続けていると、精神的にリフレッシュする感覚はありますし、切れるようになった時は満足感も出てきます!
物理的にも、精神的にも満たされる感じがするのが「包丁研ぎ」なのです。
包丁を砥石で研いでみましょう!
最初は変にこだわらず、道具は一つだけで!(どうしても不安なら、もう一つ追加もOK)
砥石です。写真では3つありますが、実際に使うのは初めのうちでは1つで大丈夫です。
写真左から順に「荒砥石」「中砥石」「仕上げ砥石」と言います。
この中の「中砥石」さえあれば、家庭用で使うのはほぼOKですよ!
参考までに、それぞれ目の荒さの番号があるのですが、中砥石は1000〜2000くらいの番号になっています。
ちなみに荒砥石は包丁などの刃が欠けたりして包丁の刃を直す時に使います。仕上げ砥石は名前の通り、最後の仕上げです。切れる状態から、さらに切れ味を出したい時に使います。
中砥石があれば週一くらいのケアであれば何の問題もありません!仕上げ砥石は職人さんか自己満足の世界です(笑)また、包丁自体にも色々な材質があります。鋼・ステンレス・ダマスカス鋼など…どれもこの中砥石でバッチリ対応できますから、安心して大丈夫ですよ!
あとは、いろんな研ぎ方がありますが・・・ぶっちゃけどの方法でも良いです。気をつける点は1つ!
砥石と包丁の刃の角度です。
またもや絵心ない自作イラストで申し訳ないのですが、砥石と刃の角度を20°〜30°に保ったままシャコシャコと研いでいきます。
前後に動かすのですが、研げているかどうかの目安として「まくれ」(呼び方は色々あります)を確認します。このまくれがあれば、基本的に研げていると判断して大丈夫です。
この図で分かってもらえると助かるのですが。片刃の包丁の断面図です。写真中の右側を研いだら「刃の裏側(写真中の左側)」を指でたどっていくとザラザラ引っかかる感じがします。少しでもその感じがあれば「まくれ」が出ていると判断して大丈夫です。(もちろん研いだあとですよ)
まくれの取り方は刃の裏側を1回研ぐ感じにすればOKです。本当に軽くするだけで取れますから。
これで包丁を研ぐことができます!初めての方でも研いでる時間自体は10分もないと思います。(こだわりだすとキリがないのですが(笑))
おそらくここまでの行程で一番難しいのは「角度を保つ」ことだと思います。やってみるとわかるのですが、けっこうブレます(笑)ですが、そこまで気にしなくても十分に研げています。
ただ、どうしても気になる人は当分の間(ある程度慣れてくるまで)は補助アイテムを使っても良いですね。
その補助アイテムは「スーパートゲール」。ちょっとネーミングセンスに疑問を感じますが、けっこう良いアイテムです。
これを包丁に装着すると角度を安定させて研ぐことができます。
慣れてくると逆に邪魔だったりするような気もしますが、最初は便利なものではないでしょうか。
こんな感じで角度を安定させて保ってくれます。これでだいたい15〜20°くらいでしょうかね。
さて、あとはともかく研いでみましょう!
「シャープナー」「ダイヤモンド砥石」は危険も!
近年、砥石を使う方が減ってきた影響か、
「シャープナー」「ダイヤモンド砥石」といったものが出てきました。
これはこれで役に立つものなのですが、ちょっと注意点がありまして。
どちらもダイヤモンドの粉末をつけた金属で研ぐのですが、硬すぎて研ぐという表現ではなく「削る」といった感じになってしまうこともあるのです。研いでいるようで逆に包丁の寿命を縮めていることもありうるので、安易に使ってほしくはないものです。
引くだけで簡単に研げる!とか簡単だし少し切れるようになるので良いような感じなのですが…高くて良い包丁を使う際には本当に気をつけてくださいね!
まとめ
①用意するものは包丁と砥石
②気軽に研いでみましょう
③角度に気をつけて!
④まくれが出たら研げています!
⑤シャープナーとか使う時は気をつけて
もう、ともかく中砥石を準備して研いでみてください!
研げた時の満足感、切れ味が上がった時の充実感は本当に素晴らしいですからね!!ぜひお気軽に取り組んでほしいです。
包丁研ぎは難しくありませんからね。