書評

【書評】堀江貴文さん「多動力」に見る、バカになる重要性と行動する必要性

こんにちは!変人と言われてニヤニヤしてる癒し師きゅうらくです!

先日、患者さんと趣味の話をしていて「何でそんなに色々な趣味があるんですか?」と聞かれて、

「面白そうだったら、とりあえずやってみたいと思いませんか?」という返答をした時に言われたのが「変人」だった(笑)

「先生は変人ですからね」と!

これを言われた時、ちょっと心の中でガッツポーズをしてしまったのですが、以前に「多動力 堀江貴文」を読んだものが少しでも身についてるという感じでしょうか。

堀江さんは、

この「多動力」は渾身の力で書いた。

「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。

本文:はじめに、p13より引用

と、言っている。この本を読むことで多動力を理解して身につけられれば人生は充実すると、ぼくも確信しています。ぜひ手にとって読んで欲しい1冊です。

Contents

多動力とは何のことなのか?

「多動力」とは何か。

それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。

(多動力「はじめに」p3より引用)

はじめに、の冒頭で堀江さんはこう言っている。

いわゆる、同時並行で物事を進めていく力のこと。そんな風に言っているのです。実際に彼のイメージはまさにそんな感じで、堀江さんが手がけているビジネスなどを見ると、果たしてどれくらいのことをやっているか分からないくらいだと思う。

その一方で、日本においては一つの物事に集中して取り組んでいく「職人気質」のようなものが称賛される傾向にある。

堀江さんは才能があれば、それはそれで良いとしつつ(イチローさんや三浦カズさんを例に挙げている)、これからの時代は「多動力」が最も必要な能力だ、と言い切っている。

そうは言いつつ、堀江さんだって一般的に見たら物凄い能力の持ち主でしょ?そんなふうに言うけれど、凡人は色々なことをできないですよ!

・・・もうね、これは言い訳。ただの言い訳なんです。

この「多動力」という本に、そのあたりのことは書いてあります。

そして多動力を身につけるためのノウハウも。

でも、多動力を同時並行的にやる力、と言いつつも。実はそれだけではなく、むしろ結果として多動力という力になっている!という感じでしょうか。

ぶっちゃけてしまいますが、

多動力は、思い込みを捨てること、ハマること、飽きること、割り切ること、スピードを上げること、バカになること、行動すること、の7つからなっていると、ぼくは感じました。

いい意味でバカになって多動力を身につけよう!

以前、堀江さんが炎上させた話で「寿司職人が何年も修行するのは時間がもったいない」的なことがありました。

若い職人が何年もかけて卵焼きを作るのは無駄だと。

昔ならともかく、今ならインターネット上に情報は溢れている(情報の真偽はともかく)。以前は何でも弟子入りして技術を学んでいたのが、今やそんな時間あるなら、さっさと独立して始めてしまえと。始めてしまえば必要な知識やノウハウは自ずと身につく。

こんな感じで現代では現代のやり方があって、

何より「ハマれ!」と話している。本書の3章のタイトル「サルのようにハマり、鳩のように飽きよ」とあるように、ともかくハマって飽きるを繰り返すのが大事だと。

この辺が、さすがだなーと思うとこで、堀江さんはいったんともかくハマってる。

いろんなものを批判しているイメージはあるのだけれど、それはハマって分かっているからこそで、知識とかもないのにただ批判をしている人ではない。(もう少し言葉を選べば良いのに、って思うことはあるけど(笑))

このハマって飽きるを繰り返していると、今まで見えなかった接点が見えてくるようで、組み合わせることで新たな発見がある!らしい。

実は、ぼくの名乗っている「癒し師」もこの考えから来ていて鍼灸師・整体師・アロマ・猫好き・包丁研ぎ・家庭菜園・読書・ブログ・漫画・アニメ・温泉・旅行・・・これら好きなものをまとめて考えてたら「癒し」という言葉で何となく繋がった感じがしたので、名乗ったら凄くしっくり来ているわけです。

ハマって飽きて、さらにバカになることも大事だ!

バカは損得を考えなかったり、考えなしにともかく動いてしまう。

面白いと思ったことにすぐに首を突っ込み、手を挙げて、行動する。

恥をかいてはメンタルが強くなり、ハマっていくことで、ただのバカではなくなり「代わりの効かないバカ」になるのだ。しかもそれは一つのことだけでなく複数に渡って、そんな状態になっている。

まるで規模さえ違えど、堀江貴文、のような人だよね!って思ったりします。

「多動力」大切なことはこれだ!

本書、「多動力」では

「いくつもの異なることを同時にこなす力」

「自分の人生を1秒残らず使い切る生き方」

「3歳児のような好奇心・いつまでも未知なるものを求め続ける」

「目的なんて考えないで、面白いから・楽しいから、で行動する」

これらのように言っている。

たくさん、色々なノウハウは書かれているけど、結局は一つのことに行き着いてしまう。

「今が全て、とにかく行動、毎日を夢中で過ごす」

これだけ見ると、よくある自己啓発書でよく見かける文と言える。

このことを、多動力という言葉を通して、どうして必要なのか・思い込みをリセット・どうやって獲得するか。という手順でこの結論に持っていく本なのです。

いろんなことをやるように見える言葉「多動力」

でも実はとてもシンプルなことだったりするのです。

まとめ

堀江さんのたくさんの著作の中でも、かなり読みやすいものであり、中身も相当濃い「多動力」。渾身の力で書いた、というのも納得できる本です。

各項目の最後には「やってみよう」というワークもあります。目次読んで好きなところを読むのもアリですが、一度、素直に最初から読んで「やってみよう」もなるべく実践していくと効果がデカいです。

堀江さんの著作の多くに目を通して来ましたが、オススメ度合いで言えば、この「多動力」がナンバーワンなのは間違い無いですね!!