こんにちは!癒し師きゅうらくです!
古代中国の思想で、東洋医学に限らず色々な影響を与えてきた陰陽論・五行学説、というものがあります。
その中でも五行学説は現代においても繋がっているもの・考えが相当あるので、ちょっと見ていきたいと思い、今回は五行の古代思想的な話を紹介したいと思います。
ぶっちゃけ、東洋医学とはあまり関係ないような・・・豆知識くらいなイメージで(笑)
ぼくは五行を学んだ時に、めっちゃ納得して楽しかったですけどね!
Contents
四神(しじん)とは
初めて、四神というのを知ったのは記憶もおぼろげな頃、平安京とか歴史の勉強か家族の旅行でのことだったような。
しっかりと覚えているのは「修羅の門」という格闘漫画。
川原正敏さんの月刊マガジンで連載されていた大人気漫画!第一部とか第二部とか色々ありすぎですが超面白いので、読んだことない方はぜひ!!他にも「修羅の刻」という歴史物?のようなものもあるので、そちらも面白いですよ。現在(2019年5月)また修羅の刻が月刊マガジンに連載されていますね!!
修羅の門の話がしたいのではなく、四神です(笑)
四神とは四門とも関係していて、簡単に言うと4つの方角にそれぞれ守護する霊獣を当てはめているのです。
五行説では、色々なものを5つに分類して対応しているのですが、方角もそれに当てはまります。
東西南北の4方向に加えて中央を入れた5個の守り神を神聖・守護してくれるものとして祀って(まつって)きたのです。
東→青龍(せいりゅう)・青・木
南→朱雀(すざく)・赤・火
中央→黄龍(こうりゅう)・黄 ・土 (麒麟(きりん)の場合も)
西→白虎(びゃっこ)・白・金
北→玄武(げんぶ)・黒・水
…のように対応しています。なので、平安京の南の門は「朱雀門」とか言うわけです。風水学などでもこの五行・四神の考え方を利用したりしていて、対応する方角に四神の置物を置いたりもしますね。
また、相撲の土俵にも関係していて、
土俵の屋根の四隅の房飾りの色も方角に対応しています。
青房(あおふさ・東)赤房(南)白房(西)黒房(北)
土俵も四神に守られていて、あれだけの熱戦を見せてくれるわけですね!!
青春にも関係が!
ちなみに、青春は「青い春」と書くわけですが、
青も、春も、五行では同じグループに属します。青春以外の言葉は現在ではあまり見られなくなりましたが、それぞれ関係する言葉があります。
青春
若くて未熟な頃を指す、思春期とも関係する頃ですね。元気な時代で青年期を指す言葉です!
朱夏
人生真っ盛りの年代で、主に壮年期を指します。五行で夏は赤(朱)に対応なので朱夏(しゅか)となっています。
白秋
白秋=北原白秋、みたいになっていますが、あれはペンネームです。本名は「北原隆吉」です。
五行において秋は白に対応するので白秋と言います。盛りを過ぎて段々と老いゆく時期のことですね。
玄冬
玄冬(げんとう)は冬に対応している色は黒→玄(くろ)と言うところからこの言葉になっているようです。老齢に達した時期のことですね。
五木寛之さんの著作で「玄冬の門」という本があります。「大河の一滴」など人生訓の著作を多く書かれている方ですね。
・・・ちなみに妖怪ウォッチというゲーム?アニメ?の中には、朱夏とか玄冬とかっていうキャラがいるらしい!恐ろしいゲームです(笑)
主な五行色体表
何気に知っておくと便利な五行色体表を書いておきます。
季節とか臓腑とか色とかを分類しているのですが、本来は五季・五臓・五色のようになっています。
木→春・肝・胆・目・風・青・酸・・・など
火→夏・心・小腸・舌・暑(熱)・赤・苦・・・など
土→長夏・脾・胃・口・湿・黄・甘・・・など
金→秋・肺・大腸・鼻・燥・白・辛・・・など
水→冬・腎・膀胱・耳・寒・黒・鹹(かん・塩からい)・・など
もっとたくさんありますが、これだけでも知っておくと何気に便利ですよ!
まとめ
五行説とか言うと、難しい・とっつきにくいと言う声をよく聞きます。
でも、ここまでのように五行に関することは生活の中にたくさんありますよね?難しいところは確かにあるのですが、そこは気にせず知っているところだけでも興味をもっていただけると嬉しいですね!
東洋医学に少しでも興味を持ってもらえたら幸いです!