東洋医学

【東洋医学】「肺」の働きを簡単に説明します。【初心者向け】

こんにちは!癒し師きゅうらくです!

今回は「肺」について解説していきます。

五臓の中でも、肺は西洋医学と同じような感じでイメージしても、そんなに問題ない印象です。その上、カゼのように肺の変調になってしまう方も多いので知っておくと役に立ちやすいので、今回でざっくりと理解しておきましょう!

肺のはたらき

大まかに働きとしては2つあります。

①呼吸

肺は清気を吸い込んで、汚れた気を吐き出します。吸い込んだ清気と飲食物から得られる水穀の精微によって、宗気・衛気・営気・津液・血などが作られます。(肺は気を主る)

②宣発と粛降

気や津液などを全身に巡らせるのも肺の役割です。

宣発(せんぱつ)とは気などのモノを身体の外・上方向に広げていくことです。粛降(しゅくこう)とはモノを身体の下部に降ろす役割のことです。この2つの機能によって、気や津液を全身に巡らせています。

(厳密には呼吸も宣発と粛降の関係に入るのですが、分かり易くするために今回は分けて書いてみました。)

肺が変調するとどうなるか

肺が変調すると宣発と粛降の機能が弱くなります。

①宣発と粛降の失調

原因として「外邪」と「痰湿の停滞」による2種類が主な影響です。

いわゆるカゼです。呼吸がしづらくなって、咳嗽(がいそう・「咳(せき)」のこと)・痰・鼻の異常。外邪の影響度合いや性質によって異なりますが、悪寒・悪風・発熱などの症状がともないます。

②肺気虚

肺の機能が減退したものです。

慢性の咳嗽などにより肺気を損傷したり、脾虚だったり、汗のかきすぎなどで気が外に漏れたりして起こるものもあります。無力な咳嗽、喘息、自汗、少気などが主症として出やすいです。

自汗→外的要因(労働・発熱など)によらず、日中いつも発汗する

少気→発語に力がなかったり、倦怠感、疲れやすい…などの気虚が原因の症状の一つ

③肺陰虚

肺の陰液が損傷し、虚熱が出てくる症候です

長期にわたる咳嗽、熱病による肺陰の損傷や燥邪の影響で起こります。喉の渇きや空咳、むせ返るような咳が特徴です。痰は粘く量は少ない。盗汗、五心煩熱も伴いやすいですね。

盗汗(とうかん)→寝汗のこと。入睡後に汗が出て目がさめると汗が止まる症候のこと

五心煩熱(ごしんはんねつ)→五心とは両手の平・両足底・心胸部のことで、五心に熱感があり他の部位には熱感はなく、落ち着かないこと

まとめ

東洋医学における肺の基本的な病症は、

①外邪によるもの

②肺機能自体が弱って起こるもの

この2種類を知っておくと簡単です。

基本症状として、ほぼ咳嗽を伴います。そこから推測していくと考えやすいですね!