こんにちは!癒し師きゅうらくです!
「梅酢」
使い方に困っている人、多いですよね・・・
以前、ウチの患者さんが梅干しを作った時に、ぼくに聞いてきました。
「この水分は捨てて良いのですか?」
梅干しを作らないと、なかなか梅酢の存在は目にしないかもな…と思ったことがあります。(もちろん、しっかりと梅酢の偉大さを教えておきましたよ)
梅酢、使い方に困っている人が何気に多いみたいです。健康的に考えると、物凄く使い勝手も良く、いろんな効能があって・・・
梅干しを作った時に、副産物として出来ますけども。わざわざ「梅酢」単体で買い求める人も多いんですよね!前にぼくもどんなもんかと思い、買ったことがあるのですが。
使ってる梅と塩の差なのか?原材料は梅と塩だけなのに、これがまた旨いんですよ!一時期、当院の患者さんにやたらと勧めてました(笑)
梅酢はバッチリ使い切ってくださいね!
捨てるなんて、ダメ!絶対!!
オススメの使い方を解説していきます。
Contents
梅酢って何?
梅酢とは梅干しを作る際に、梅から出てくる水分のことです。梅酢、と言いつつ、お酢ではないのですね。
梅干しの作り方によって、
シソなどで赤く色付けした梅干し→赤梅酢
色付けしていないそのままの梅干し→白梅酢
と、なっています。違いはシソが入ってることによる色とシソの成分ですね。
ぼくはシソを入れない「白梅干し」を作るので、基本的に白梅酢が出来てくるのですが、以前に赤梅酢を購入したことがあります。
シソが入っていて、若干シソの香りがする以外に違いはわからなかったです(笑)
成分的には、梅の水分と塩分です。
自分で作らないで購入する時は原材料が「梅」「塩」(赤梅酢の場合は「シソ」も)以外のものは表記されてないはずですよ。かなり長く保存出来るので余計な保存料とかは入ってないのです!
世の中には色々な梅干しが作られて売っていますが、基本的には「塩分20%の梅干し」が作られて、そこから減塩や味付けがなされることが多いのです。
そんなこともあって、梅酢は「梅エキス(水分)+20%塩分」という、かなりしょっぱいものになっています。
あえて「梅酢」を強引に言い表すと、
「梅の栄養素であるクエン酸などの有機酸やビタミンに加えて塩の成分が入った水」ちょっと長いけどこんな感じです。
梅干し作りの副産物なのですが、実はすばらしいものなのですよ!
白梅干しの作り方はこちら→【自分で作る】梅干しの作り方・漬け方!簡単な白梅干しがオススメ!
梅酢のオススメ使い方
梅酢は本当にすごいものです!
でも、使い道が分からずに捨ててしまう・・・なんて話も聞きます。
多くの人が買い求める商品なのですが(笑)
ここでは梅酢のオススメの使い方を教えてしまいます!いろんな使い方があるのですが、個人的に超オススメの方法もあるのですよ。
①梅酢の経口補水液
近年、猛暑の影響もあり有名になってきた「経口補水液」
熱中症などによって失われた水分やミネラル・糖分を効果的に補給する飲み物ですね!
人間の体の水分(体液)は約0.85%の塩分濃度に保たれています。この溶液を「生理的食塩水」と言います。
普通の水を飲むよりも生理的食塩水を飲むほうが体に吸収されるスピードがとても速いのです!
熱中症などの緊急時は生理的食塩水を摂取したほうが回復も速いし、危険も少なくなります。
ただ・・・生理的食塩水はそのまま飲むと、まあ美味しくないです(笑)そこで塩分やミネラル・糖分などで濃度を生理的食塩水と同じような状態にした飲み物を「経口補水液」と言います。
大塚製薬から発売されている「OS-1(オーエスワン)」などがとても有名ですね。
濃度と必要なものさえ入っていれば経口補水液を作ることは可能です。
そこで経口補水液作りに「梅酢」を利用してしまうのが超オススメなのですよ!
分量は「水500ml・梅酢20ml・砂糖10g」
(追記:実際に当院の患者さんにこの分量で飲んでもらったら、酸っぱさと塩分が効きすぎた味に感じたようです。梅酢15ml(大さじ1)くらいにしてもらうと「これなら良い感じ!」という評価でした。自分で味の調節もしてみるといいかもしれないですね!)
これを混ぜるだけ!
運動や暑い中で外にいなくてはならないなど、たくさん汗をかくのがわかっている時は、あらかじめ用意しておくと良いですね!
水分吸収が速く、梅のクエン酸などによる疲労回復効果もある素晴らしいものですよ。
注意点としては、日常用の飲み物ではないということ。
なんだかんだで、塩分も糖分もそれなりに入っていますので、毎日ごくごく飲むものではありません。保存が効くものではないので、その日のうちに飲み切っちゃいましょうね。
また、高血圧、糖尿病、などの病気で食事療法をしている方や、小さな子供さんは、必ずかかりつけの医師の指導に従ってくださいね。
②梅酢で口内洗浄・うがい液
梅酢は「梅の成分+塩」です。
ということは「梅の殺菌成分+塩の殺菌成分」とも言えるわけです。
ご存じの方も多いかと思いますが、傷などの治療時は「生理的食塩水」で傷口を洗い流して治療することが多いです。
水道水よりも洗浄効果が高く(菌を洗い流せる)しかも痛くない!
そんなわけで、ぼくは梅酢を使って生理的食塩水を作ってしまいます。作ったもので、口をゆすいだりうがいをするのです!
口内炎や口の中の傷、ノドの腫れなどにとても効果的です!!
作り方
「水500ml・梅酢20〜30ml」これを混ぜるだけ!
一日、何回かに分けて、口をゆすいでください。かなり効果的ですよ!
(追記:この記事を投稿して、梅酢で口をゆすぐのを約一ヶ月続けています。口内炎はまだできてないですし、口の中もスッキリ・雑菌が減った上に唾液などで潤っているからか、歯がツルツルになってきました!体感では物凄く良いですね!)
口内炎の治し方はこちらもどうぞ→口内炎を超早く治す方法!!【東洋医学】ツボでの治療も教えちゃいます!
③梅酢を調味料として使う
紅ショウガって知ってますか?牛丼とか焼きそばに入っているピンク色した物体(笑)別名を「ガリ」
あれの作り方は、新生姜を千切りなどにして「赤梅酢」で漬け込んでいるのです。うっすらピンクのものは「白梅酢」ですね。
他にも、
梅酢は塩分濃度が高いので、漬物作りにも利用できます。
梅の酸っぱさと塩味が効いているので、ドレッシングなどの調味料としても使えますね!
また、殺菌効果もありますから、おにぎりを作る際の手水(米粒が手につかないようにする水)としてもオススメですよ。
梅酢の効能は素晴らしい!
梅酢は「梅の水分+塩」です。
梅の効能の「クエン酸」「ミネラル」「疲労回復」「殺菌効果」などに期待できますし、
使う塩によって違いはあるものの、ナトリウム(とりすぎ注意ですが)を中心とした「ミネラル」の効果も大きいです。
梅と塩の良い効果を合わせ持った液体、それが「梅酢」なのです!
まとめ
梅酢の使い方や素晴らしさを解説してきました。
メリットばかりで、デメリットはないのか?!
・・・と思い、粗探しをしたのですが。
あえて言うなら、梅の味が嫌いな人には向かない!!
これくらいしか思いつきませんでした(笑)
ただ、使い方が分からない!と言う声はちょいちょいあったので、今回の記事が何らかの参考になってくれたら、とても嬉しいです!
1kgの梅干しを作っても出てくる梅酢は400mlくらい。結構少ないのです。うまく利用して、健康に役立てられると良いですね!